リッチー・ブラックモアを知るうえで、これだけは聴いておこう
DEEP PURPLE 第2期
いわゆる黄金期。1968年にジョン・ロードとリッチー・ブラックモアが中心となって結成され、1970年に1度目のメンバーチェンジを行い、それまでのアートロック風から、リッチーが音楽的主導権を握り、ハードロック路線に変更。一般にも知られ、人気があると思われるディープパープル音楽はこの時期のものが基本
In Rock
厳密に言えば、第2期最初のアルバムは「ロイヤルフィルハーモニックオーケストラ」だが、実質的にはこのアルバムからリッチーが音楽的主導権を握り、急なサウンドの変化があったため、一般的にはこの「インロック」からという印象が強い。クラシカルで様式美であり、力強いハードロックサウンドも聴ける。第2期のサウンドとしては、このアルバムからと言っていいだろう。
2枚組みの25周年記念盤もあり。
FIREBALL
リッチーをはじめ、当時のメンバーも十分な出来ではなかったと語ったアルバム。特にリッチーは謙遜でものを言う人でないのは周知の事実。しかし、作品としては、イン・ロックからの流れで、演奏面を重視した良い作りになっている。アルバム全体で見ると、若干まとまりに欠ける感はあるものの、曲単位ではメンバーがうまく溶け合っている良い曲が聴ける。
2枚組みの25周年記念盤もあり。
MACHINE HEAD
ロック史上歴史に残るアルバム。これだけでは言い尽くせないほどの名曲の宝庫。当時、どういった状況で作られたかは今となっては不明ではあるが、様々な要素がうまく重なった結果の奇跡に近い作品と言える。「Highway Star」「Smork On The Water」が収録され、ロックの入門的アルバムでもある。
2枚組みの25周年記念盤もあり。
LIVE IN JAPAN
未だこの作品を越えるライヴアルバムはないと言われている。1972年の初来日のライヴを収録したもので、第2期黄金神話を確立した作品。ハードロックの魅力を知らしめてくれることは間違いない。メンバー全員が奇跡の演奏を繰り広げているが、特にリッチーは狂気に満ちた、神懸かり的なプレイをしている。
オリジナルの1枚東京、大阪の公演を編集してある。後に3公演すべてを収録した完全版も発売された。どちらも聴くべき。
DEEP PURPLE 第3期
デヴィット・カヴァーデルとグレン・ヒューズが加入した第3期。音楽性が少しづつ変わってきたものの、素晴らしい名曲が揃っている。しかし、音楽性の変化に不満を感じたリッチーはスタジオアルバム2作を残し、ディープパープルを去った。
BURN
第2期とくらべれば、音楽的にはずいぶん変わってしまった。ただし、第3期の名曲の多くはこのアルバムに収録されている。特にタイトル曲"BURN"はリフとギターソロのツインリードが印象的で、まさにギターのための曲。
第3期はオフィシャルのスタジオアルバムはこの後1枚、"Stormbringer"が出ている。R&B色が強く、リッチーの方向性とは明らかに違っている。グレンやカヴァデールの好みだったのかもしれないが、グレンなどは後のソロライブを聞くと、もっとハード路線だったりする。
Made in Europe
ヨーロッパツアーを収録したライブアルバム。この時期のライブ盤はこれが最初だったと思うが、後に、オフィシャルもブートも続々と発売されている。基本的には全て似た内容だが、このアルバムはギターが強調された、ギターのためのライブ感が出ている。同時期の他のライブアルバムと比べるのも面白い。リッチーのやる気が違っている。最後の頃はもうやる気がなかったのだろうか。
DEEP PURPLE 第5期
第2期の最も良かった時期のメンバーで再結成された第5期。メンバーは同じでも、それぞれ個人心中は同じではなかったということだろうか。昔と同じには戻れないってことだ。
Perfect Strangers
よく言えば、派手さがなく、落ち着いた渋みのある楽曲。安心して聴ける演奏。悪く言えば、昔の勢いがないためか聴いていてワクワク感がない。全体の仕上がりは良い。第5期はこの後1枚のスタジオアルバムがあるが、リッチー本来のプレイとは思えず、アルバム全体的に良くない。また、この時期のライブアルバム"Nobody's Perfect"ではほとんど70年代の有名曲が演奏されている。昔の演奏とは随分変化があり、比べる楽しさもある。
DEEP PURPLE 第6−7期
ギランを追い出した後に入ったジョー・リン・ターナーが在籍した時期のアルバムのリリースは1枚のみ。その後、活動を停止。リッチーがディープ・パープルをレインボー化しようとしていたなんてこともいわれた時期。
しかし、その後また、イアンギランを迎え、第2期メンバーで再々結成。もちろん、この再々結成は商業的な要素が大きく、リッチーと他メンバーは最初からなごめず、今度はリッチーが追い出されるハメに。リッチーは永遠にディープパープルを去ることになる。
Slaves And Masters
ジョー・リン・ターナーをヴォーカリストに迎え製作された作品。ディープ・パープル的というよりはレインボー的。3人がレインボーメンバーなのだから。ディープ・パープル作品とは見とめないなどという意見も多く聴くが、このアルバムは久しぶりにリッチーのわがままが通っているということでもあるから、リッチーアルバムとしては良いもの。
The Battle Rages On...
3度目の第2期メンバーであり、リッチーのディープパープル最後のアルバム。使いまわしのような曲やフレーズが多く、とりあえず話題のために作ったとも言えそう。アルバムとしての全体的なバランスも悪いが、いくつかの曲だけをとって見ると、なかなかいい曲もあり、これぞリッチーのプレイが聴けるのも確か。ライブアルバム、DVD等も出ているが、リッチーのやる気の無さは一番。ハイウェイスターは半分まで出てこないし、ソロは間違えるし、散々。有名な水かけもこれ。
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